槐耳(カイジ)効果の分子基盤を追求して早や足掛け5年、癌を治すために何を可能にしているかについては、膨大な情報が得られました。これも、臨床研究にボランティアとして参加してくださった患者様たちのおかげです。
御礼に、回復された方はよろしいのですが、残念ながらわずかな延命と、体調の回復のみで完治されなかった方もいらっしゃいます。緩和ケア、特に痛み緩和などが必要ない、肝機能など劇的回復はよろしいのですが、寿命ばかりはどうにもならないという結果です。
ここで、単純に効果を5W1Hでまとめますと、
1.WHEN: いつ、槐耳療法を開始するか。
癌と診断されましたら、すぐに槐耳療法開始しましょう。まだ臨床研究も継続中で、20gを3ヶ月間、無償供与いたします。悩む前に槐耳を。その後の手術や、他の治療を鑑みても、まず病巣の封じ込め、治療に立ち向かう体力の補給、抗がん効果はもちろん、殺した癌組織を正常組織で新たに新生させるためにも、槐耳は効果抜群です。論文は、以下の通り。
Tanaka T, Tanaka M, Zhu, X., Teng F, Lin H, et al. Hair growth and restoration by transcriptional control of tissue regeneration in cancer recovery process by Huaier. (槐耳による癌回復過程における組織再生の転写制御による発毛・育毛効果)Journal of Cancer Science and Clinical Therapeutics, in press. ISSN: 2637-5079
The preprint DOI is: 10.21203/rs.3.rs-1814029/v1
2.HOW: 目的により服用量は変わります。端的にいうと、健康増進程度で3g、重篤な癌(肺癌、膵癌など)の末期、ステージ4で1日60g。あとは、症状、病像により量を加減します。いかなる併用薬剤にも干渉しません。
槐耳は、体内の治ろうとする力を呼び起こすもので、治すのは患者様ご自身。このポテンシャル、可能性が大きいひとほど治癒力を期待できます。ただし、末期で既に体をさんざん痛めつけていると、この可能性を引き出せません。やはり、気づいた時にすぐ試してみることが肝要です。また、治療によっては、他の抗癌物質の接種を禁じる病院もございますので、主治医との密接な連携、理解も必要です。
当所では、主治医からの紹介がほとんどで、あとは、回復された患者様からの紹介、残念ながらホームページを見て直接聞いてみようという方は少ないです。独りで悩み、苦しい思いをせずに、聞いてみるというワンクリック(問い合わせはここをクリックしてください。問い合わせページが開きます)、お勧めします。
ただ、私どもでは、科学的ではありませんが、ご縁というものがあると信じており、どうがんばってもご縁が結べない方もいます。仕方ないこともあります。
3.WHAT: 槐耳とは何か。歴史的に有名な霊芝の一種で、菌糸体より熱抽出した多糖体より成る。一種類の霊芝より抽出されるが、内容は多彩。培養に成功、抽出法確立に長い年月を必要とし、特許出願はしていないので、かえって合成などができない。興味深いことに、日本のある企業がやってみたけど失敗した。これは冬虫夏草も同じ。実際に薬用に使えるものを同じ菌糸体を用いても、再現製造できたことがない(どうして同じ菌糸体だったかは聞かないで)。抽出法は、中国ドラマにあり(決してまねしないでね)。
4.WHERE: 製造は、上海郊外。日本では、日本漢方新薬が輸入販売しており、薬局、クリニックなど、契約した専門家により販売しております。糖鎖が多いので、管理が大変で、高温多湿に弱く、ネットで販売している製品は、賞味期限(一応1年)と管理がずさんなため、かえって命に関わることがあります。しかも、安くないです。
5.WHO and WHICH (diseases and disorders): どのような場合に利用するか。槐耳処方の対象者は、癌が筆頭ですが、臓器ごとの異常修正と考えるのが効率的です。
1)癌は、肝臓、消化管、内分泌臓器(乳癌、前立腺癌、副腎腫瘍、胸腺腫、卵巣癌など)、皮膚(悪性黒色腫、基底癌細胞腫)、神経(髄膜腫など)、泌尿器科癌(特に膀胱癌)。上記論文または事業紹介の中の適応症例紹介をご参照
2)アトピー性皮膚炎など、皮膚湿疹。皮膚の状態の改善は顕著で、増毛、育毛効果も含め、量に応じて非常に若返ります。
3)脂質代謝改善。これは、血管内皮細胞の機能改善による脂質代謝の若返り効果とも言えます。
4) 性や人種で効能に差はありません。人間でしか研究していないので、ペットや多種の生物への効果は、既に論文に出ている、ショウジョウバエとマウス(実験動物)しか存じません。そもそも、最初から人間で試しているので、実験動物を使う必要がなかったのです。
また、人間の病気のモデルを作ろうとしても、再現性に無理があり、ゲノムレベルで凄まじい可変性を求められる癌のような病気は、実験動物を殺します。治すと死ぬのであります。
備考:医師より、病名と用法明記で領収書をもらうと、医療費控除対象になります。なければ、サプリと同じ扱いです。値段は高いですが、最近、小麦粉から抽出した成分にて、同様のマルチミネラル、マルチビタミンを含むという製品が、槐耳より高価(1ヶ月7万5千円程度)で販売されました(開発国、日本)。槐耳の価格より高いサプリ、と驚いています。薬効については、明記されていません。健康増進だったと思います。世の中、本当にかわりましたね。