新型コロナウイルス感染症の狂騒

日本の巷のニュースは、新型コロナウイルス感染症でもちきりである。

だが、感染症を昔専門にしていた弊社医師から言わせてもらえば、狂騒状態であるとしかいいようがありません。

確かに未知のものの出現は、ましてや感染症(伝染病)というのは素人には恐怖でしょう。

ですが、感染症の元専門家から言わせてもらえば、新型コロナウイルス感染症はそんなに怖い病気か、というと現時点では非常に疑問である。

むしろ、インフルエンザの方がずっと怖い。最近、新型コロナウイルス感染について、冷静なニュースも流れ始め、米国ではインフルエンザ感染が今期、罹患者が2,200万人、死者が12,000人と報じている。また、少し前の日本のニュースで、前季の日本のインフルエンザ感染症による死者は8,000人と報じられました。また、新型コロナウイルスの伝搬率が1人の患者から2.2人に対して、インフルエンザでは8人強と、はるかにインフルエンザの方が危険性と言えば、高いのです。。

では、現時点で一般の人たちはどうすればいいのでしょうか?

答えは、何もしなくていい!!

巷のドラッグストアに行ったら、マスクが売れきれになっているのに驚きました。昔々のオイルショックの時のトイレットペーパーの売れきれ騒ぎを思い出しま した(著者は当時、子供でしたので、スーパーマーケットで目の当たりにした記憶はありませんが、ニュース映像で狂乱した主婦がトイレットペーパーの陳列棚 に殺到していたのを見た記憶があります)。ドラッグストアで販売されているマスクでは、ウイルスを完全防御できないことをお伝えしておきます。

強いて言えば、外出先が人ごみの多いところから帰ってきたら、塩水でのうがいと、念入りな手洗い(多くの流水で手首から先を時間をかけて洗う)ということでしょうか。ドラッグストアなどで販売されている薬用石鹸や逆性石鹸は、細菌には効きますが、ウイルス(コロナウイルスやインフルエンザウイルスを含めた全てのウイルス)には効きません。消毒用アルコールはウイルスに効果がありますが、これも巷の薬局から姿を消しているようです。

どうしても、何かしないと心配な人は、まだ入手できるものとして、Amazonで販売されている消毒綿(アルコール綿)を入手し、外出先から戻ったら、上記うがい手洗い後、その消毒綿で手を丁寧に拭き、アルコールを飛ばして(乾燥させる)から、家事などをするというようにするとよろしいかと思います。ですが、弊社としては、積極的に推奨するわけではありませんが。

消毒綿

最後に、こんなに巷が新型コロナウイルス感染症で騒いでおりますが、皆さんはもっと罹る可能性のあるインフルエンザや高齢者では肺炎球菌感染症に対して、考えたことがありますか?ンフルエンザ(毎年)肺炎球菌(70歳以上は市町村により補助)帯状疱疹(50歳以上に推奨、弊社としては是非に推奨)に対しては、ワクチンがありますが、皆さんはその予防接種を受けておられますか?こんな新型コロナウイルスで騒ぐくらいならば、まずは予防が可能なワクチンを是非受けてください。予防できる感染症の予防をしないで、新型コロナウイルス感染が流行もしていないのに、騒ぐのはおかしくありませんか?

もちろん、著者はインフルエンザワクチンを毎年、帯状疱疹ワクチンは昨年、接種を受けております。肺炎球菌ワクチンはまだ70歳の年齢に達していないので、未接種です。

最後に、言い忘れました。新型コロナウイルス感染症への対策として、何もしなくていい、と申しましたが、一般の人にできることがあります。ポイントは、美味しい食事良く眠ること、そして軽い運動(部屋でできる程度の、無理のないストレッチでも続けられるもの)をお奨めいたします。