弊社では、超早期癌検出検査としてセプトフォー検査を実施しているとともに、検診受診者の希望者には胃癌リスク層別化検査も実施しております。ピロリ菌陽性者には信頼できる消化器科の専門医に紹介しております。
そこで、ピロリ菌の除菌をしたにも関わらず、胃癌を発症した例を何例か経験いたしましたので、専門医にお聞きし、参考文献をご紹介頂きました。
伊藤公訓、他. Helicobactor pylori除菌後の胃がん. Gastroenterological Endoscopy, Vol. 60 (1), 2018.によると、1年毎に0.2%で、10年で2%とのことです。除菌後1年で1,000人に2人とすると、除菌後毎年内視鏡検査を受ける必要はないかと思われます。ですが、かといって、10年で100人に2人とすると、2〜3年に1回は内視鏡検査を受けることは胃癌の早期発見に役立つかと思います。