片付かない疑問の思わぬ解消

5月のWCC(世界癌会議)、大阪開催での招聘講演後、槐耳は何故それほどの効果をもたらすんだ?と問われ、何故といわれても・・・と答えに窮してしまいました。結果、神のみぞ知るって答えてしまって大笑い。効くものは効く
また、次の質問で、スライド中に遺伝子名:p21 ras癌遺伝子(oncogene)と記載されていて、rasは正常機能維持遺伝子だからoncogeneじゃないと言われ、これも答えに窮したのです。一瞬、どうだったっけ?と迷ったのと、図は深圳スパコンに全データ入力して作成しているので、私が作ったわけじゃなかったからです(だから正しいとも言えるのですが)。

しかるに、2ヶ月以上経った7月30日の株式ニュースで、k-ras inhibitorrasの機能阻害剤)が米国にて正式に抗癌剤認可された(FDA)、市場に出たというので、会社株価が大暴騰、というのがトップ。叩いて機能阻止すれば抗癌剤になるのだから、やっぱり、rasは癌遺伝子でしたという証明でした。変な証明。

片付かない疑問が、ひょんなことで溶けていくのは楽しみです。