当社の推進する槐耳臨床研究において、最近、大変残念な事例がありました。
この事態に鑑み、当社においては、住所不定・宛処不明(書類・荷物の配送が不可能な方)、当方より連絡がつかない方、往信できるメールアドレスや電話番号などがない方、疾病対処以外の槐耳使用(転売目的など)を意図する方の臨床研究ボランティアの参加を固くお断りします。このような方からの照会連絡の可能性を想定していなかったため、他の臨床研究、臨床治験における説明文書等にこのことは明記されておりません。
また、槐耳療法、あるいは類似の対象を扱う方面への周知徹底をはかり、今後の被害が生じない様に図って行く所存です。
槐耳療法の対象には、いろいろな事情の方がおられると思いますが、事情により治療の最善を図るための医療相談など、出来るだけの努力はさせていただきますが、臨床研究対象にはなりません。
なお、臨床研究を開始し、40名の募集に対して現在まで30名近くのがん患者ボランティア様に接してきました。その中でいろんな私どももいろんな経験をしてきました。患者さんと面談に多い時は2時間くらいかけたり、面談・採血後には一緒に会食したりし、家族までとはいきませんが、ボランティアさんに寄り添ってき、患者さんやその家族の方々からも感謝されてきました。この臨床研究はがん患者さんをなんとか救いたいという医師である私どもの真摯な気持ちから発し、けっして利益をめざすものではありません。その意味をご理解いただき、心から自らや家族の癌を治したい、副作用を緩和したい、QOLを改善したいという気持ちの方々に参加していただきたいと思います。