中国科学院院士 樊嘉上海复旦大学病院長と研究打ち合わせ

2019年4月17日から中国・上海に飛び、弊社と中国・盖天力製薬、日本の槐耳(カイジ)輸入元・販売元の日本漢方新薬株式会社で実施中の臨床研究「カイジの抗がん効果の分子基盤解明」中間報告内容を中国科学院院士 樊嘉上海复旦大学病院長とProf. Hui-Chuan Sun(姓:左に子、右に小字、名:惠川)肝癌研究所副所長らに紹介するとともに、共同研究に向けての打ち合わせを行いました。

樊先生と共同研究開始打ち合わせTrim低解像度

写真1. 中央が中国科学院院士 樊嘉上海复旦大学病院長、向かって右にProf. Hui-Chuan Sun(姓:左に子、右に小字、名:惠川)肝癌研究所副所長。

樊病院長とは2017年9月17日に上海で行われた「原発性肝癌診療ガイドライン解説および関連研究成果報告会」以来で、その時は弊社取締役・田中真奈実医学博士の招待講演の座長をしてもらった縁があります。

今回、弊社の臨床研究の中間報告内容を聞いて、非常に興味をもっていただき、弊社の研究は、樊院士(日本の学士院会員に相当、ただし、中国では院士の先生は莫大な研究費の研究費をもっているとのことです)の肝癌に限らず、大腸癌、乳癌、膵癌、食道癌、胃癌、肺癌などと多岐に渡っており、樊先生は肝癌にターゲットを絞っての研究になるかと思われます。なお、中国の肝癌の特徴として、B型肝炎が蔓延しており、B型肝炎後に肝癌になる率が非常に高いことが知られています。

なお、樊病院長のグループはNatureに論文が掲載されたばかりであり、その投稿に際しての苦労話もお聞きすることができ、非常に参考になりました。

樊先生NagtureLetter論文タイトル&著者低解像度