6月4日月曜日、朝一番のBBCトップニュースは、
早期乳癌は抗癌剤フリー?!!
というもの。乳癌における抗癌剤、分子標的医薬の効能限界は2012年時、欧米共同の癌研究統計により、報告されていたが、その後、新しい治療スタンダードが出来ないまま、試行錯誤が続けられている。
月曜日の朝一番では、驚くべきことに、ステージ3に至っても、手術にホルモン療法の組み合わせで、抗癌剤を用いないグループで有意な治療効果を示したというテロップである。BBCアクセスでもトップであるとのこと。
BBCシンガポール支局は、良く世界の科学トップニュースを流すが、以前、槐耳の肝臓癌に与える効果につき、学会報告のニュースをトップにした。続いて講演した、その分子基盤としての HIppo Signaling Pathway修復による転写調節機構補正についても、触れていた。
今回は、乳癌の治療法の改善につき、実質的進捗状況の報告であり、現場の変化を伝えている。
出典元:
タイトル:Breast caner: Test means fewer women will need chemotherapy.(乳癌:検査は抗癌剤をほとんどの女性に必要としてないことを意味している)
https://www.bbc.com/news/health-44347381
ニュース抜粋翻訳
•最も一般的な早期乳がんの女性の約70%が「化学療法の苦痛」を免れることができます。
•10,273人の女性のこの試験は、NHS(イギリスの国営医療サービス)を含む、すでに広く利用可能な遺伝子検査を用いて癌を分析した。
•確かに、テストで低い得点を得た女性は化学療法を必要としないと言われ、高い得点を持つ人は確実に行うと言われます。しかし、ほとんどの女性は中間結果を得て、何をすべきかについては不明確であるという意味です。
•シカゴの世界最大のがん医師および科学者会議で発表されたデータによれば、これらの女性は化学療法の有無にかかわらず同じ生存率を示しています。9年生存率は、化学療法なしで93.9%、化学療法で93.8%であった。
•ロンドンのRoyal Marsden病院のコンサルタントであるAlistair Ring博士はBBCに次のように語った。「この試験のために英国でも化学療法を必要としなくなる年間3000人の女性を推定している。」