大腸がんは食欲減退、体重減少などの自覚症状がはっきり認識でき、家族や周囲の方々が傍目でも具合悪そうだ、と気づくときに既にステージ2,どころか3に達している場合が多い疾病です。ステージ2と3の境は、周辺リンパ節を越えて転移を疑う、最も多い順に肝臓、肺、それから脳や骨ですが、手術できることを前提にして化学療法(抗癌剤)、放射線療法を用いても、治療が間に合っていないというのが現状です。
既に予防が可能な癌である大腸癌で、しかもステージ3などと告げられた患者様の立場になれば、それはあり得ない災難で済む話ではありません。諸検査ではっきり認められる形にならなければはっきりしない転移(直径5mm以上の塊)、その不安にさいなまれる日々が待っているのです。
ここで、また補助療法の話になりますが、ステージ3まででしたら、必ず治癒の見込みがあります。
1.転移した、あるいは転移途中で浮遊しているような癌細胞は、非常に少ない数の遊離状態にあり、このような細胞は正常細胞より弱い性質を持つ。つまり、体調が正常ならば、普通はただ死に行く運命にある。
2.転移を決定づけるのは、体調不良、栄養特に免疫抵抗力の基礎となるタンパク質、あるいはタンパク質以前のアミノ酸とポリペプチド不足である。
3.従って、転移に脅える前に、
1)遊離した癌細胞を積極的に死滅させる
2)体調を整えるために、アミノ酸とポリペプチドを補給する。これは感染症予防でもある。
3)特に、手術された患者様は、その創傷治癒のために部材としてのタンパク質・あるいはタンパク質以前のアミノ酸とポリペプチド補給は必須です。
4)抗癌剤処方されている方は、細胞毒でもある抗癌剤の解毒器官の肝臓と排出用の腎臓機能の維持・亢進は必須です。
というわけで、ステージ3でも、術後の補完療法は、毎日
1.カイジ20−60g(これは症状に応じて)
2.冬虫夏草(肝臓への作用増強) 3−10g
3.アミノ酸補給(サカナのちからで換算してベーシックを10錠)
を前提にしています。量に幅があるのは、患者様ごとに病状、体重、病歴の経緯に差があるためです。また、カイジも冬虫夏草も、大変まずくて服用困難な粉末でありますので、飲んでみて出来る限り、という個人的な限界もあります。
ただ、座して血液検査の結果を待っているのではなく、積極的に自分で自分を治すことができる、ということを強調いたします。
また、抗癌剤の副作用と毒性と同じくらい、あるいはそれ以上に怖いのは感染症であり、普通の健常人なら発症しない弱い菌・ウイルス・あるいはカビ類などですぐ肺炎、心筋炎、腎(腎盂)炎などに罹ってしまいます。免疫抵抗力の確保は、抗癌剤による免疫抑制、白血球減少なども考慮される場合、必須であります。
最近の大腸がんステージ3の例では、上記の服用により、抗癌剤併用にて、肝機能・腎機能が正常なまま、順調に快復、治癒へと向かって進んでいます。残念ながら、抗癌剤による副作用の末梢神経障害(しびれ感など)、手足末端の湿疹(疱疹形成)は防げませんでした。また、3度の抗癌剤注射後は顕著な白血球減少が認められ、これはメーカー側の使用説明書にあるとおり、抗癌剤を休止せざるを得ませんでした。しかし、抗癌剤を切った途端、速やかな改善が認められ、原因と結果の正しい帰結ですが、臓器機能、造血機能自体は正常に保たれていたことが示されました。
CTなどの画像診断にても、当たり前ですが、疑われた転移巣の存在は全く認められません。
このような検査のたびに、脅える気持ちが2−3年は継続いたします。それは仕方ないことではありますが、脅えて待つ以上に積極的に心配しなくて済む状況を作れることを強調します。
アミノ酸は、市販にもいろいろありますが、保険医療として処方していただくことも可能です。全種類を網羅するには、4種類くらいの処方になると思います。
市販サプリメントを用いる場合は、脂溶性画分が不要であることを自覚していただき、水溶性成分のみ、つなぎに無水カフェインなどが入っていないことを確認、アミノ酸のみならずポリペプチドとしての成分がたくさんあるものが最上です。消化・吸収の手間暇ぬきで即戦力の生体部材として用いることができ、肝臓に負担無く、機能を助け、快復を促進します。
全種類を網羅した食事は、病気療養中でなくても、健常人でも消耗時、無理があります。食欲ないときは無理せず、上記内容に留意して自分にあうものを選び、用途に応じてサプリメントを利用しましょう。
なお、最近の利用者で特筆すべきは、売れっ子の漫画家さんたちです。激務にはアミノ酸サプリがお奨めです。
以上、補完療法も、適当にその辺のものを誂えて用いればというわけではありません。ネットその他で買えるものも多いですが、それなりの注意点もあり、相談できる医師とともに、安心して、人生に不要なものを駆逐していきましょう。そのために最も大切なのは、自分が何を欲しているか、というしっかりした目的意識です。特に癌は他人まかせでよろしく、というわけにはまいりません。しっかりと治るんだ、という意識を持ち、そのために必要な項目を抑えましょう。用を足す、といいますが、用を足さないのに、ネットで調べた、メールで情報きいた、それだけでは足りないのです。
本当に欲しいと思ったら、方法を選び、そのために正しい対応をいたしましょう。
当社におきましては、悩める方のご相談に積極的に与っております。カイジ購入されてもされなくても、不安に脅かされる毎日に悩む方々を絶対看過いたしません。
医療相談に関しての料金設定は、ホームページにあるとおりですが、それも、ときどき請求するのを忘れています。
ただ・・・・最近、検査結果のご説明や、カウンセリング、詳細な医療相談を真摯に行ってありがとう、の一言もないという例には、いささか気落ちさせられています。当社に限らず、相談に乗ってくれた先生方、1時間といわずに一度に何時間も、何日、何週間にもわたって対応して下さった先生には、ありがとう、くらいは言える精神状態になってほしいと切に願います。こういうところが、病気というものなのでしょう。とすると、治癒とは、他人に当たり前に接することができる、そういうところから認識できるのかもしれません。