乳がん?病期0(ゼロ)の方へ

癌かもしれない、と告知された場合、その病期の詳細や癌細胞の分類など、一応の説明を受けます。しかし、はっきりしたステージI,II,IIIなどというものが判別できるならばともかく、病期0(ゼロ)という範疇のものがあります。

最近、乳癌等で症例数が増えておりますが、はっきり癌細胞と言い切れるほど分類できない、老化・変化した異型細胞のみ発見され、病巣形成には至らず、癌以前なのだが放っておくと癌化する危険がある、というものです。疣(いぼ)や黒子(ほくろ)なども、形や大きさ、形態の変化速度などにより、この範疇に入ります。

さて、こういう場合どうするか。それこそ、疣(いぼ)や黒子(ほくろ)は無理せず放置しても、いわゆる経過観察の事例が多いのですが、病期0(ゼロ)の乳房病変、一般的には非浸潤性乳管内異型細胞腫にどう対応するか。医院によっては、まだ癌以前ですが、はっきり乳管癌、と記載するところもあるようです。

基本的には、大腸ポリープに似たようなもので、やはり放置しておいたり、見つけたらすぐ除去したり。

私どもは、大腸ポリープはたとえ良性と判別できても、さっさと除去してしまう方が、癌発症予防になり、これこそが大腸癌予防の一環である、と世界的認識とともに実感しております。

しかし、大腸ポリープ除去は内視鏡検査時に簡便に施行できますが、上記の非浸潤性乳管内異型細胞腫は事情が異なります。放置すれば癌化する危険がある、取ってしまえ、というのはいささか乱暴な議論で、そのために乳房の半分以上、はては全摘も辞さないとなれば、話が違ってきます。大腸ポリープ除去のために、大腸半分切除、人工肛門増設などあり得ませんから。

ただ、何もせずに放置して静観するには、乳癌というものは恐ろしすぎます。

ここで、病期0(ゼロ)の方に解決を申し上げます。何もしないで経過観察ではなく、毎日カイジ20gを4週間服用し、この間だけ様子を見て下さい。異型細胞レベルであれば、これだけの期間で消滅させることが可能です。もっと病期進行されている方でも癌細胞レベルで消滅することを確認しました。

何故カイジが有効なのか、その効果を図で示します。

Fig6日本語版

基本的に、切れるものならば、ということは病巣として正常とは全く異なる部分に変化してしまって肉眼でもはっきり識別できる、そういう部分は外科的に排除してしまう方がよろしいです。カイジにより内部の悪い細胞群、本当の病気部分は死滅していても、その死滅したゴミを捨てることは、外科的に除去してしまう方がよろしい。

ただ、どうしても、変化途上、これから変異型細胞に変化するかもしれないグレーゾーンへの心配、もしかしたらリンパ節などに転移しようとしている生き残りへの心配、が尽きません。非浸潤性乳管内異型細胞腫のように、癌細胞がもしかしたらあるかもしれない、という心配を払拭することは不可能でしょう。

このようなグレーゾーンに対し、しかも、乳癌細胞と肝癌細胞に、カイジは著効します(カイジ顆粒論文集参照)。

まず、細胞の中の主たる増殖機構を正しく修正、チューニングします。この機構は、Hippo Signaling Pathway(ヒポ・シグナル伝達経路)と呼ばれ、主幹伝達経路として、多くのシステムを統御、関わる物質・遺伝子群は数百では効きません。カイジは、このメインエンジンを修復できる希有な物質であることが研究の結果、判明しました。

この機構は、異型細胞中の悪い変化を是正するのみならず、隣の正常細胞にも働きかけて、正常細胞のみを増やし、死滅した癌細胞のあとを正常に戻すことも可能です。

細胞は、正常から異常へ、異常から正常へ、という直線的変化を起こすわけではありません。異常な異型細胞は、一度、幹細胞という、原初に立ち返った若返りを起こします。生まれ直すわけにはいかないが、生まれた直後くらいまでに時をさかのぼる。それから、正常なHippo Signaling Pathway(ヒポ・シグナル伝達経路)の作用により、新たに正しい道を選択できるようになるのであります。

結果として、異型細胞は消え、周囲も含めて正常組織が再生していく、という歩みになります。この道程は、だいたい2年かかると乳癌のカイジ治療の権威は相当の症例数を根拠に提唱しております。2年というのは、創傷治癒、外科的手術後の皮膚・皮下筋肉等の完全治癒にかかるのと同じ期間であり、説得力があるものであります。

というわけで、もしも病期0(ゼロ)と診断された方で、乳房切除を臨まない、どうやって経過観察すべきかで悩まれる方がいらっしゃいましたら、ぜひカイジ20gで4週間をお試し下さい。他の検査などしている間に、あるいは、手術予定など考慮している間に4週間すぐたちます。4週間たって切除してみたら、癌細胞などどこにもなかった、という例を私どもは経験しました(弊社ブログ:術前カイジ服用にて乳癌に効果)

どうか、大腸ポリープなどと同じ様に簡単に乳房切除を選択する前に、カイジに出会って下さい。

また、癌の種類により、カイジの量や投与期間、併用すべき治療など変わってきます。詳細は、私どもにご相談ください。

乳癌は、癌の進行や末期に脅える癌ではなくなりつつあります。ただ、選択肢があまりないと思われがちで、データの一環した統計も未だしの感があります。治ったひとだけ良かったね、ではなく、ぜひご自分、ご家族、知人・友人の皆様に悩める方がいたら、選択肢はたくさんあることを思い起こしていただきたいと思います。