86歳、女性。新潟県T市在住。
かかりつけ医は、開業医の循環器内科、神経内科、整形外科、眼科。
循環器内科には高血圧、食後の咳き込みで、アムロジピン、トラネキサム酸、ムコダインを処方。
神経内科より認知症・パーキンソン病の診断で、アリセプト、メバロチン、レボドパ、サアミオン処方。
整形外科には慢性腰痛・膝関節症ゆえ湿布薬処方。
眼科では慢性目やに(目脂)にてクラビット点眼薬処方。
2ヶ月前に眼科受診時、転倒し、左前腕粉砕骨折、上記開業医・整形外科にて患部ギプス固定、メロキシカム(NSAID)、ムコスタ処方。
自宅にて看護・介護できないため、普段利用のショートステイ数日滞在後、リハビリテーション病院の整形外科入院。検査にて急性肝機能障害を発見し、弊社役員(医師)と整形外科医・内科医が相談。
基本的にすべての処方薬を中止。ただし、パーキンソン病(但し、症状はなし、認知症にも効くということで開業医処方か)治療薬・レボドパは中止により悪影響発現の可能性があるため、徐々に減らすこと。同時に、中国抗癌生薬「カイジ」1日3g処方。その結果、急性肝機能障害は顕著な改善が認められ、3週間後にはγGTP(正常化するに長時間かかる傾向あり)・ALP以外、すべて正常化した。同時に、家族が悩んでいた患者の夜間不穏も治った。さらに、開業医に診断・処方されたアルツハイマー病治療薬を中止することにより、逆にアルツハイマー病によると考えられていた譫妄(せんもう)も治った。
このことから、以下に開業医の処方には危険を孕んでいるかが分かる。アルツハイマー病と言われてしまうと、家族は治らない、せめて進行を抑えたい、という良心的気持ちで、開業医(神経内科と標榜医)の処方に従い、アルツハイマー治療薬、さらには家族が患者が食事をこぼすと言うと、典型的症状(振戦・無動・固縮・姿勢反射障害)もないにもかかわらず、パーキンソン病薬まで処方してしまう。昨今は、薬局に行くと薬手帳を発行して、処方されている薬の一覧を見ることは可能であるが、もちろん患者や家族には薬の効能や副作用についてはチンプンカンプンであり、医師でさえ本当のところの薬の併用による副作用については知らない。実は、薬の併用による副作用は販売している薬剤会社ですら知らない・分からない。
結論.開業医は薬の副作用を発見できなかった。肝機能障害原因は骨折の疼痛治療薬のメロキシカム(NSAID)が最も疑われた。総合病院のリハビリテーション病院で整形外科と内科医師、さらには弊社役員(医師)との打ち合わせにより、すべての薬の服用中止すること、肝癌治療薬から発した肝機能改善効果がある中国抗癌症生薬「カイジ」の力により、この患者さんの命を救うことができました。内科医のコメントに「こんなに肝機能値が悪いわりに、症状は現れず、比較的元気」というのは、この患者さんの生命力の強さというべきでしょうか。その後、入院中の病院にて定期的に血圧が測定されておりますが、降圧剤中止による高血圧は認められておりません。目やには看護師さんが定期的に消毒綿で拭くことで済んでおります。